スピークアップ(SPEAK UP)はどんな人向け?受講者データから見える対象像
英会話スクールを選ぶとき、サービスの特徴やメソッドと同じくらい気になるのが、自分と同じような人が通っているのかという点ではないでしょうか。周りの受講者が自分とかけ離れていると、レッスンの内容や雰囲気が合わないのではないかと不安になるものです。スピークアップ(SPEAK UP)は、公式サイトで受講者の属性を数字で公開しています。この記事では、その公表データをもとに、どんな人がこのスクールを選んでいるのか、そして裏を返せばどんな人に向いているのかを読み解いていきます。
なお、これから紹介する数値は公式サイトが公表している参加者データですが、母数や調査の時期までは今回確認した範囲では明示されていませんでした。そのため、あくまで受講者層の傾向を示すものとして受け止め、細かな割合の差に一喜一憂せず、全体の方向性をつかむために活用するのがよいでしょう。
参加者の約8割が40代から60代
まず年代の内訳を見ると、スピークアップの受講者層の輪郭がはっきりと浮かび上がってきます。公式データによれば、参加者の79.1パーセントが40代から60代に集中しています。内訳としては40代が25.2パーセント、50代が30.9パーセント、60代が23.0パーセントとなっており、いわゆる中高年層が受講者の中心を占めていることがわかります。一方で10代から30代は11.2パーセント、70代から80代は9.7パーセントにとどまっています。
この数字から読み取れるのは、スピークアップが若い世代向けの就活やテスト対策を主眼に置いたスクールではなく、人生の後半に差しかかった大人の学び直しや、これから新しいことに挑戦したい層に強く支持されているという傾向です。子育てが一段落した、仕事に余裕が出てきた、あるいは定年後の時間を活かしたいといった動機を持つ世代が、英語のやり直しに踏み出す受け皿になっていると考えられます。同世代の受講者が多いという事実は、同じような立場の人と学べる安心感につながる要素だといえます。
女性がおよそ7割を占める
性別の内訳も特徴的です。公式データでは、参加者の73パーセントが女性、25.6パーセントが男性、残る1.4パーセントが不明となっています。女性が全体のおよそ4分の3を占めており、男性の受講者は少数派という構成です。
先ほどの年代のデータと重ね合わせると、40代から60代の女性が受講者の大きな塊を形成していることが見えてきます。これは、この年代の女性が自分のための時間や学びに投資しやすいタイミングを迎えていることと関係しているのかもしれません。もちろん男性が受講しにくいということではありませんが、周囲に同性の受講者が多いかどうかを気にする人にとっては、こうした男女比はあらかじめ知っておいて損のない情報です。女性が中心のコミュニティで学ぶことに安心感を覚える人には、心強い環境だといえるでしょう。
受講者のほとんどが英語初心者
スピークアップの対象像を語るうえで最も象徴的なのが、学習経験に関するデータです。公式サイトによれば、参加者の97.6パーセントが英語初心者だとされています。留学経験のある人は1.3パーセント、仕事で英語を使ってきた人は1.1パーセントにすぎず、圧倒的多数が英語をほとんど学んでこなかった、あるいは学び直しの段階にある人たちです。
さらに詳しく見ると、学校以外で英語を学んでおらずほぼ英語がゼロという人が56.1パーセント、他の英会話スクールに通ったものの挫折した経験を持つ人が41.5パーセントを占めています。この二つの数字は、スピークアップがどんな人を迎え入れてきたのかを端的に物語っています。一方は英語学習にほとんど手をつけたことがない完全な初心者であり、もう一方は一度は学ぼうとしたものの続かなかった経験を持つ人たちです。
前の記事で触れたように、スピークアップは中学レベルの語彙で話すことを重視し、日本人コーチによる基礎固めから始める設計を採用しています。このメソッドの方向性と、受講者の大半が初心者であるという事実は、きれいに一致します。初心者や挫折経験者を主な対象として想定し、その層が挫折しにくいようにサービスを組み立ててきたことが、データからもうかがえるのです。
データから見える向いている人と、そうでない人
ここまでの数字を総合すると、スピークアップが向いている人の輪郭がはっきりしてきます。英語を一から、あるいはやり直しの気持ちで始めたい人。過去に英会話に挑戦して続かなかった経験があり、今度こそ挫折せずに取り組みたい人。そして、同じような立場や年代の受講者が多い環境で、安心して学びたいと考えている人です。とりわけ40代以降で英語に再挑戦したいと考えている人にとっては、自分と近い受講者が多いという点が後押しになるはずです。
反対に、すでに一定の英語力があり、ビジネスの高度な交渉やアカデミックな英語を短期間で伸ばしたいという人にとっては、初心者中心の設計が物足りなく感じられる可能性があります。また、若い世代の受講者と切磋琢磨したい人や、留学準備のような特定の目的に特化した指導を求める人は、事前に自分の目的とスクールの対象像が合っているかを確認しておいたほうがよいでしょう。
まとめ:初心者と学び直し層のためのスクール
スピークアップの受講者データは、このスクールが誰のために設計されているのかを率直に示しています。40代から60代が中心で、女性が多く、そのほとんどが英語初心者もしくは挫折経験者である。この受講者像は、初心者に寄り添うメソッドと矛盾なく結びついており、狙いと実態が一致しているスクールだと読み取れます。
もし自分がこの対象像に近いと感じるなら、スピークアップは検討する価値のある選択肢になります。逆に少し違うと感じた場合でも、それは合わないと決めつける材料ではなく、無料体験の場で自分の目的と照らし合わせて確かめるきっかけとして受け止めるのがよいでしょう。データはあくまで傾向であり、最終的に合うかどうかを決めるのは自分自身の体験です。